国道9号沿いにある亀山八幡宮(859年創建)は、関の氏神様として、市民から「亀山さま」、「亀山さん」と呼ばれ、親しまれています。境内には、力石、お亀明神社、亀の池、神亀、子持ち狛犬、林芙美子文学碑、金子みすゞ詩碑、世界最大のふくの銅像、針塚、扇塚などがあります。また、高杉晋作らとともに吉田松陰の松下村塾で学んだ伊藤博文元内閣総理大臣ゆかりのお亀茶屋跡もあります。幕末には、ここに亀山砲台が置かれるなど下関戦争の舞台ともなりました。昔の写真によれば亀山八幡宮の大鳥居の目の前は海だったようですが、今は国道9号をはさんで観光客でにぎわう「カモンワーフ」になっています。大鳥居の下は「山陽道」と刻まれた石碑があり、その石碑が示すように昔はここが山陽道の起点だったようです。