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vol.32 「MISSING」

 2009年11月21日.22日
 会場:シーモールホール(下関市)
 作・演出:加藤孝明
 出演:八木・ローズ/橋本みほ、墨田・アイム/赤松美花、
                 浅井・ジミー/ゆうき、田村・クリス/柳之内まり子、
                 知美/yukie、ボス/加藤孝明
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「MISSING」について

  公演タイトルの「MISSING」は辞書で引くと、見当たらぬ、行方不明の、欠け ている、行方不明者、生死不明者、という意味になります。
  舞台は、記憶をなくした3人が、自分探しの旅を始める所から始まります。
 このシーンは、今回の公演タイトルの「MISSING」の記憶が“欠けている”という 意味になります。
  その後、あけぼの物産の社員のひとり(八木)の妹が行方不明になり、同僚が一緒に妹を探すために協力し始めるというシーンへと展開します。こ のシーンは“行方不明”になります。
 今回の役者は、ひとり2役のような感じで進みますが、実は記憶を失くした1人の人物を記憶がある時(これは少し前の物語、過去になります。あけ ぼの物産社員)と記憶がない時(こちらは現在になります。ZEAのメンバー)が交錯しながら進みます。
 つまり、記憶を失くした人たちが、自分自身の記憶を探す事で、自分の過去を探しに行き、自分がどういう人生を送ってきたってきたのかを発見する 物語です。
 あなたにとって、大切な人は、誰ですか。心から信頼しあえる友人がいる人は、とても幸せな人だと思います。でも、実は、私たちは、とても、孤独 な存在です。
あなたは、自分の人生が大きく変わろうとしている時、あなたの傍で親身になって相談に のってくれる人がいますか。友は、自分に不幸な転機が訪れようとする時に、その友の真価が発揮されます。逆に、そういう時にこそ、自分自身の人間性が試されます。自分が、 その人と真剣に向き合ってきたか。自分が、その人に、どれだけ寄り添ってきたか。その人を、どれだけ思ってきたか、その、思いが、相手に伝わって いたか。そんなことが、試される瞬間でもあります。そして、それは、その人が、どれだけ自分にとって大切な人であるか、わかる瞬間でもあります。
  今、世界は、不況と貧困の中にあります。自分の人生の目標を見失っている人も少なく ありません。そんな中、この芝居を見て、元気を取り戻してもらえたら、人が人を信じあえる、そんな世の中になればいいなあと、思っています。そして、そんな芝居にできたら いいなあ、と思って、今回の作品「MISSING」を書きました。
                                       作・演出 加藤孝明  
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ストーリー

  記憶を失っている者が3人・・・こんな偶然ありえない!

  なぜ、彼らは記憶を失くしたのか、自分は誰なのか、何をしようとしていたのか
 自分を探すことを決意する3人。
            過去の記憶をつなぐのは覚えのない物の数々・・
  「思い出せ。おまえは誰だ。」
         「私は誰?私は何をしようとしていたの。」
   取り戻せ!自分自身を!
   取り戻せ!失われた時間、Missing Momenntを!

みなさんからの感想

★熱演だった。シンプルな舞台だったので、よけいにそう感じられた。記憶を取り戻そうと
 不思議な事件に巻き込まれて、どうなるかと思ったけど、守られてて安心した。

40代・女性

★仲間を本当に信じるって何かなぁって思いました。

10代・女性

★今回、2回目だったのですが、あいかわらずのクオリティの高さに感動しました。特に照明の
 使い方は色々と勉強になることが多く、今後の部活動に生かしていきたいです。

10代・男性

★仲間を信じることの大切さと素晴らしさを改めて感じました。

20代・女性

★光とかげの演出がすごかった。内容もわかりやすくおもしろかった。また見たいです。

40代・男性

★前回とまったくちがい、迫力ある劇でした。でもウルウルさせられる所もあり、とてもカッコ
 よかったです!

10代・女性

★記憶喪失から3億円事件へとつながっていく展開は予想外で面白かったです。謎解きだけでなく
 個々の人間ドラマも描かれていると思いました。

無記名

★記憶を失って…というのを聞いてたのでどういうのだろうと思ってたんですが、ストーリーに
 つい集中してしまうくらい内容が濃いなぁと思いました。ちょっとテンポが早くて今どうなって
 たっけ??と中間で思ってしまうとこがあったんですが、笑えるとこは笑えて、シリアスなとこ
 はしっかりあったので飽きずに見れました。
  ボスの登場シーンや八木・浅井・墨田チーフに向けて田村が拳銃を向けてるシーンが好きでした!
  スモークと光で見えそうで見えないっていうのと八木・浅井・墨田チーフの表情や動きにドキド
 キハラハラしてしまいました。全部内容がわかった時には、信じるっていいなぁと思いました。

20代・女性


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ちらし


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劇団新波 公演

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公演写真


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